ふるさとの文化探訪

mikawakinta632007-02-02

悠学カレッジ「ふるさとの文化探訪」は三好が生んだ堂宮大工小野田又蔵の世界を訪ねて。
幕末に明知で生まれ(1855年〜1939年)85年の生涯で愛知県・滋賀県下の70有余の神社仏閣の新改築に携わった。
代表作が明治28年建立 知立上重原の万福寺。  明治43年 豊田寺部 随応院鐘楼門。   明治17年 豊田竹村 西雲寺鐘楼門。


又蔵から3代目の当主夫妻もご一緒に上記3建築を見学。建築学的にあるいは文化財としてどうこうというより、交通が発達していなかった当時、県下各地区・滋賀県からもお呼びがかかる名工の作品としての視点から見学。


今でこそ「現代の名工」として功績を称えられる制度があるが、当時はそのような制度もなくこの宮大工さん一代だけで後継もしなかった。今、われわれができるのは、彼の作品を文化財的価値の出るまで大事に保存してあげることだと思う。
そうすることが、とりもなおさず三好の生んだ名工の名声を後世に残すことになるだろう。