歴史探訪
悠学カレッジ歴史探訪「愛知の繊維産業」に参加。ものごとをナナメにしか見ない”ひねくれ者”のせいか、あまり感動もなく、「つぶやき」の方が多かった。 食事の時間などはさながら悠学カレッジの同窓会でむしろそちらの方が心に残る
探訪だった。
最初の探訪、一宮市博物館は建物は立派。中身はときたら郷土資料館と美術館が同居しているようなもの。博物館の名が泣く。展示物をひとつひとつ吟味して観賞してないからそうかもしれないが、コメントすることもなし。
次の探訪、トヨタ産業技術記念館。トヨタグループ発祥の地、旧豊田紡織工場跡地に残された建物を産業遺産として生かしている点は評価できる。
案内パンフレットが一般用と子供用に二種類用意されているなどキメ細かい配慮がありなかなかいい。
「研究と創造」と「モノづくり」をウリにしているようだが、一般人にはちょっと縁遠い感じがする。
木製人力織機など説明を聞いてみると、「からくり人形」の原理のように実によく工夫されている。 「からくり人形」と織機の原理の結びつきなどを一般人の目線で展示するような工夫がほしい。
1890年の豊田式木製人力織機 コンピュータ制御による全自動紡績
トヨタグループ館や豊田商会事務所などを時間の関係で見残したから軽々にモノは云えないが、産業遺産として我々一般人に与えるインパクトは何年か前に見学した大阪・門真の松下幸之助記念館の方があったような気がする。電球だとか電化製品といった身の回りのものが多いだけにインパクトが大きいだろう。