孫子の兵法

mikawakinta632007-05-26

「彼(敵)を知り 己を知れば 百戦殆(あやう)からず」これは中国の兵法書孫子の兵法」の中の一説である。
一時、ビジネス書としてもてはやされていた。今、ご本家中国でもブームになっていると先日テレビでやっていた。


相手のことをよく知ってその情勢に通じ、また自分の力をも十分知っていれば、何度戦っても決して危ういことはない。と
云う意味である。


この前の日曜、この孫子の兵法の一説を身をもって体験した。
三好自動車学校で開かれた安全なまちづくり推進協議会主催の高齢者交通安全実践教室に参加した。
自動車学校のコースを走行して、物陰からの飛び出しに対応することを実体験したり、教室でシュミレーターを使った適正診断、光学機器を使っての夜間視力や動体視力の測定などをした。


この検査で夜間視力は0.3、動体視力は普通以下ということがわかった。最近、衰えたなと感じつつも、50年近い経験があり
ずっとゴールド免許だなどという変な”自負心”で運転してきたが、これはヤバイぞとちょっと気を引き締めた。


太平洋戦争の日本軍の戦いぶりが孫子の兵法を引き合いに出して評価されることがある。数字は明らかに味方に不利を示しているのに、大和魂だけで戦っていては負けるのも当然だと。
わが運転もこれと同じで、交通戦争の最中、数字は明らかに劣勢だ。経験とか自負心だけでは戦争を生き抜けない。
肝に銘ずべし。