ほろっとさせられる話

mikawakinta632007-06-16

きのう配信されたメルマガに載っていた”ほろっとさせられる話”                                   自分ひとりの心の中にしまっておくのももったいので・・・・



    結婚して2〜3年の若いおとうさん。世間で言うマスオさん。

    夕食後、80歳を過ぎた嫁さんの祖母と二人きりになった。

    祖母はこんなことを言い始めた。
                                       
   
    「私が死んだらね、普通は真っ白の着物とかを着せると                              
    思うばってん、私には、タンスの中に入っとる右下に花の模様が                          
    刺繍されている着物を着せてね」


    そのお父さんワケを聞いてみると

   「私はね、主人が戦争に行って、1年ちょっとしか寄り添うとらんと。

   だから、死んでもう一度主人とあの世で結ばれたいから、花嫁の時に                        
   着た衣装ば着せてくれんね」と・・・。



   彼は言葉も出ず、酒を飲んでいたせいもあり、涙がポロポロ・・・。

   その後、その衣装は一度も探していないとのこと。もし見つかると、                        
   なんとなく嫌な予感がしたりして、見つけることができないという。

   そんなお婆ちゃんは、今でも毎日何度となく仏様に手を合わせているという。



   いくつになっても、けなげでいじらしい女心。ほろっとさせられる。