ほろっとさせられる話
きのう配信されたメルマガに載っていた”ほろっとさせられる話” 自分ひとりの心の中にしまっておくのももったいので・・・・
結婚して2〜3年の若いおとうさん。世間で言うマスオさん。
夕食後、80歳を過ぎた嫁さんの祖母と二人きりになった。
祖母はこんなことを言い始めた。
「私が死んだらね、普通は真っ白の着物とかを着せると
思うばってん、私には、タンスの中に入っとる右下に花の模様が
刺繍されている着物を着せてね」
そのお父さんワケを聞いてみると
「私はね、主人が戦争に行って、1年ちょっとしか寄り添うとらんと。
だから、死んでもう一度主人とあの世で結ばれたいから、花嫁の時に
着た衣装ば着せてくれんね」と・・・。
彼は言葉も出ず、酒を飲んでいたせいもあり、涙がポロポロ・・・。
その後、その衣装は一度も探していないとのこと。もし見つかると、
なんとなく嫌な予感がしたりして、見つけることができないという。
そんなお婆ちゃんは、今でも毎日何度となく仏様に手を合わせているという。
いくつになっても、けなげでいじらしい女心。ほろっとさせられる。