朝青龍問題もうひとつの見方

mikawakinta632007-08-27

隣の家から嫁入りしてきたもうひとつのサボテン、何も手をかけてないのに花が咲いた。
前のサボテンと違って日が高く上っても花が咲いている。


朝青龍問題、まだゴタゴタしている。本人に問題があるのは当然のこと、親方の資質、協会の統治能力が云々されているが肝心なことが忘れられているのではないか? ことばの壁である。
精神的な病気であるのにモンゴル語の話せない日本人の医師が日本語で面談して一体何になるか? 流暢な日本語をしゃべるといっても相撲という「ビジネス日本語」が上手なだけ。 心の内を吐露するには母国語でないと出来ないと思う。


この朝青龍問題と似たケースを思い出した。10年ほど前ロッテからゴネにゴネてヤンキースに入った伊良部投手。
ヤンキースでも2年くらいはローテーション投手で活躍した。今の松阪より上だと評価する人さえいる。
やはり、朝青龍と同じようにクセのある性格というか、世渡りに不器用な性格が災いしている面があつた。


負けがこんでくるとヤンキースのオーナーやマスコミから「太った蛙」と酷評されても言われっぱなし。ファンからヤジられればヤジられっぱなし。 悪態をついて悪役になってしまった。
それでも、伊良部投手は当時阪神の監督だった星野に拾われタイガースでわずかだったけれど活躍した。


朝青龍も伊良部も人間的な問題があるかもしれないが、言葉の通じない異郷にあって、その土地の言葉で自分の思いを語る
ことができない。それは精神の危機に他ならない。
朝青龍問題がこれだけ大きくなる前に「言葉の壁」といった視点からも解決策を考えてもらいたかった。


イチローが今年のオールスター戦でMVPに選ばれ記者会見するときはあれだけ大リーグ経験があってもちゃんと通訳を介してやっていた。 「言葉の壁」には慎重だという証拠だろう。