秋たけなわ

東京ドームでのドラゴンズの勝ちっぷりを象徴するかのようなスカァッ〜とした秋晴れの一日。
木曜日の小笠原先発でジャイアンツベンチがど肝を抜かれ、あっけにとられた時点でドラゴンズの第2ステージの勝ちは決まったようなもの。 あっぱれだ。




朝の散歩も気分よし。久しぶりに雑木林に入る。入り口にあるピラカンサ。                     

初夏には真っ白な花が咲いていたのに秋になったら赤い実をたわわにつけて鮮やかな彩り。              

種の保存のためにタネを運んでくれる鳥に目立つようきれいに着飾っても味がよろしくないのか、           

毎年余程まわりにエサがなくなるまでこのピラカンサ、売れ残っているようだ。




もう少し中に入ると、萩が秋風に大きく揺れている。                               

こんなに大きいと、すすきにだんごで月見の風情とはほど遠い感じだ。

  「一家(ひとつや)に  遊女も寝たり  萩と月」     芭蕉 



きのうの強風でまだ木にしがみついていた栗のイガが落下したのか、ところどころにゴロゴロ。
入れ物がないのでポケットに詰め込んでくる。また、夜なべ仕事ができてしまった。
今年最後の栗の収穫をしたついでに、自宅のささやかな柿の収穫。2本の柿の内、1本は「いがら」で全滅。残る1本も
手入れがしてないので7〜8個なっただけ。最後の5個、からすにやられる前に収穫した。
足元に落下したかりんが3個。  まだなってるのが4〜5個あるのでかりん酒くらいは作れそうだ。

 



ドラゴンズブルーの青空で目覚め、真紅のピラカンサ、薄紫の山萩で一日の活力源を得た秋の一日。
今年最後の栗の収穫、自宅の柿、かりん。数はわずかでも自らの手で「実りの秋」を実感。
午後、フラワーセンターへ買い物にいったら、そこかしこで秋祭り。
彩りといい、実りといい、秋祭りの風景といいまさに秋たけなわといった感じの一日だった。