寿大学

第4回寿大学。三好丘地区の老人クラブのメンバー50人が午前中は愛知大学で講演を聴き、午後はアサヒビール名古屋工場の見学。


講演は同大学経営学村松教授の「戦後経済の発展と私達の消費生活」。

戦後の耐乏時代から高度成長期に至るまでは、皆が必死に働き一億総中流と言われるまでになった。その後の省エネ時代、バブル時代を経て構造不況の現在では欧米がそうであるように国民の2割から3割ががんばれば社会が動いてゆく時代になった。


政治への無関心層が増えたり、国民年金の保険料を払わない者が4割近くもいると言う現象は国民の2〜3割の者のがんばりで社会が曲がりなりにも動いているからだろう。先生はそこまでは言及しなかったが、平準化した社会主義に近い社会がいいのか、アメリカ型の優勝劣敗の競争社会がいいのか考えさせられた。


一方で、わが老人クラブ120名ほどの会員数だが常時活動しているメンバーは40名前後。会員の内の3割強くらいのメンバーの働きで組織が動いている。わが老人クラブも日本の社会の縮図かとも思った。


守山区にあるアサヒビール名古屋工場。このようなタンクが150本あるそうだ。工場内見学後ビールの試飲をさせてくれた。ひとり3杯までOK。キリンやサッポロの工場へ見学に行ったことがあるが、どこも1杯だけ。アサヒファンになった。