秋の写真&詩歌

しとしと小雨降る初冬の一日。
つれづれなるままに、日暮らしパソコンにむかひて、この秋の心にうつりゆくブログの画像に詩歌を組み合わせ、もてあそびければあやしうこそ 心しずまりけり。

 
      ★ かえで

 

  色づくや  

    豆腐に落ちて

        薄紅葉 


            芭蕉                





画像は「さくらちゃんのつれづれ日記」より借用




             ★ いちょう


 金色の  ちひさき鳥の  かたちして


        銀杏散るなり  夕日の岡に


                与謝野 晶子




                          画像は「夢いろいろ人いろいろ」より借用



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秋のきく おのずからなる                                              
         華は見で                                              
 うるさく人の 作りなすかな


                      橘 曙覧(たちばなあけみ 江戸末期の国学者


  画像は「さくらちゃんのつれづれ日記」より借用






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柿食ふや  遠くかなしき  母の顔

             石田 波郷



画像は「クマさんの日記」より





          ★ みかん

 橘(たちばな=みかん)に  実さえ花さえ

        その葉さえ

枝(え)に霜降れど    いや常葉(とこは)の樹


                           聖武天皇


画像は「mokomakoの日記」より借用