毒をもって毒を制す
きのうとは打って変わって厳しい寒さ。北陸では相当雪が降っているようだ。散歩に出ても、”肌を刺すような”つめたい風をまともに受ける。そんな中でも、庭のさくら草に花芽が出てきた。 4月頃に咲く花だがやはり暖冬のせいか。
「わが国は 草も桜が 咲きにけり」 小林一茶
● 毒をもって毒を制す
きのう、薬害と薬の副作用について考えていたら自分の頭脳では答えが出ないので投げ出してしまった。一方では、こんなことも考えた。
病院でこんなことを云われたことがある。「この薬、副作用があるのでその副作用のためにこの薬も飲んでください」
薬は、はっきりいって毒だ。「毒をもって毒を制す」という言葉があるが、このことなんだ。
盆が来ようが正月が来ようがクマさんの日記の如く欠かすことなく飲み続けている4種類の薬。
朝の連続ドラマ「ちりとてちん」のヒロイン若狭は除夜の鐘で以って年季明けになるが、わが飲み薬は今年もあすの除夜の鐘を聞いても年季明けは死ぬまで来ない。死ぬまで毒とのつきあいだ。