雑感

mikawakinta632008-01-11

朝からどんよりした日で夕方からは雨。日の出の時刻、東の空はフィルターがかかったようで、丸い卵の黄身みたいな太陽が顔を覗かせていた。




  ■ 心 動かされなかった「裁判員制度」の講座


悠学カレッジ時事問題、きょうは「裁判員制度」。講師は名古屋地方検察庁の職員2名。中村雅俊、西村雅彦主演の映画をDVDで見て説明を聞く。この映画と説明で「一般人の常識と法解釈との間にギャップがありすぎるから、餅は餅屋で専門家にやってもらうべき」とか「人が人を裁くなどということに関りたくない」という持論が翻るようなことはなかった。
説明に来た職員にも、「来年から実施する」という意気込みが感じ取れない。



             ■  単位あたりで”もの”を見る 


先日の新聞に昨年07年の都道府県別交通事故死亡者数が出ていた。愛知県は06年より50人減ったものの288人で3年連続全国ワーストワン。


多数の交通事故死亡者が出ることは、確かに歓迎すべきことではない。しかし、ワーストワン ワーストワンとそう自虐的になることもないと思う。 05年の数字だが、人口10万人当たりの交通事故死亡者数だと47都道府県中38位、車両1万台当りだと41位。07年も38位、41位前後のランクになるはずだ。


出てきた数字だけで躍らされては判断を誤る例がある。07年中国の自動車販売台数は600万台、日本は343万台。
日本はアメリカ、中国に次いで世界3番目自動車販売台数。確かに、中国は日本より多くの車を売っている。
しかし、人口を見てみよう。中国13億人、日本1億3千万人。中国は日本の約13倍の人口だ。


出てきた数字だけで一喜一憂するのではなく「単位当りでものごとを比較すること」が大切だ。