平和ボケへの警鐘

この連休の間、ガキ仲間のブログに”とおりすがり”なるハンドルネームの方からのカキコでちょっとした波乱があった。
情報に対して無防備な”平和ボケ”に対する警鐘でもあった。その内容はこうであった。

”とおりすがり”氏、身近なところにＴ高校の卒業生がいるのでネット検索をしていたら、この１１日に行う我々Ｔ高校同窓会の１５０数人の住所・電話番号入りの出席者名簿が出ていた。こうした名簿を第３者が自由に閲覧できることは好ましくないから削除するようにしたほうがいいですよ。という趣旨のカキコであった。

名簿流出に思い当たる者が、ブログの常連メンバーにメールで知らせてきた。彼は、あるクラスの世話役で自分のクラスからの出席者を増やす目的でパスワード付のクラス掲示板に出席者名簿を載せた。彼はパスワード付だから安心していた。
これが検索ロボットにかかって「Ｔ高」という検索で閲覧が出来るようになった。という次第。
彼はYahoo検索カスタマーズにクレームをつけて閲覧できないようにしてもらったが３〜４日間は自由に閲覧できた。

彼の説明によると、われわれがネット検索すると索引とそのダイジェストが出てくる。これはヤフーだとかグーグルといった検索エンジンが検索ロボットを使って使用頻度の高いデータを検索し、そのダイジェストを表示しているからとのこと。
普通、パスワード付きの掲示板には検索ロボットは入り込まないらしい。彼のクラス掲示板はヤフーだった。
なぜ検索ロボットが入ったか回答せよと抗議したらしい。

月並みだが、文明の利器は諸刃の剣で便利な分だけ危険がはらんでいる。自分だけの情報が流れるのは自業自得だが、他人のものまで流れてしまうのは困りものだ。平和ボケで思わぬ落とし穴にはまらないようせよという警鐘と思っておこう。

　（今日の一枚：バラ　マリオンハークネス）