立秋
きょう8月7日は何の日? 現実的な人は「鼻の日」と答えるだろう。
金儲けの世界から足を洗って”ひぐらしパソコンにむかひたる”おじさんにとっては「立秋」だ。
「実感ではまだ夏」でその暑さの奥にかすかな秋の兆しを探り出す鋭敏な季節感。これこそが日本人の季節感だろう。
おとといのPさんのカキコ。「夜のウォーキングの途中、草むらから秋の虫の声が・・・・確実に秋が忍び寄っている。」
古来、秋の気配は目からよりも耳から感じてきたのだろう。 有名な藤原敏行の歌がある。
「秋来ぬと目にはさやかにみえねども
風の音にぞおどろかれぬる」
けさのウォーキングの爽やかなこと。きのうの雷雨が冷やしてくれたのか、「立秋」が祝儀で冷やしてくれたのか?
きょうからもう秋だと思って、あたりをみわたすと、青田を吹き抜ける風の音ばかりでなく稲穂も頭を下げ始めている。
秋の気配はあちこちの散らばり始めている。
マツタケに香りには縁遠いおじさんにはきょうは「鼻の日」より「立秋」の方が身近な8月7日だ。
<きょうの一枚> かまきり 自宅庭 8月7日
5月の末にローズマリーの木を切った時にかまきりの卵が出てきて、それをもみじの木の枝に戻しておいてやった。
そこから生まれたものかどうかわからないが、まだ若そうだ。
枯葉の上を一生懸命よじ登っている。 前後の足がいかにもチカラを入れてよじ登っていることを物語っている。