花 二題

朝から遠くでごろごろ音はすれどなかなか降り出す気配もなかった。午後になってやっとごろごろも大きくなり降り出したけれど、どうも中途半端だ。干天の慈雨とまでは云い難い。


朝の散歩。リュウゼツランの農家の前を通ると、普段とは雰囲気が違う。24〜5本ある枝の内の1本が黄色に華やいでいる。 何度もフライングしながら、今度こそはホントの開花なのだ。 もったいつけやがって、1本だけ。

  
                              別の角度から

リュウゼツランウォッチャーとしては、どんな色の花でもいいし、どんな形の花でもいい。咲いてくれてまずはとりあえず責任を果たしたという感じだ。
全部の枝に花が咲いて、どういうふうに終末期を送ってゆくか、そこまではウォッチャーを続けるつもりだ。



もうひとつ、花の話題。
6月に丘陵地で見かけた「野いばら」。 花びらに赤い斑点があって「綺麗」といえばきれいだが、「異様」といえば異様な姿だ。すべての花がそういう花びらでない。白い花が多数で、少数がそういう花びらなのだ。
こういう種類なのか、それとも病気なのか? ずっと疑問だった。 きのうの「ふるさとの自然」講座に写真を持って行き
芹沢先生に尋ねた。

 

先生もはじめて見たとのこと。おそらく病気だろうとの答え。花びらの斑点らしきものの大きさや濃さや並びが一定でなくバラバラだからそうだ。 そうか、そうか。  のどに刺さった小骨がとれた。