帆船 海王丸

孫を連れての週末のイベント行脚、きょうは碧南・衣浦港へ。航海訓練の大型帆船「海王丸」が16日から寄港中で、きょうは一般公開日。平成元年に進水。2556トンの帆船。

 
ネットから拝借した帆を張った海王丸

 
甲板から40mの高さのマストが4本       おおぜいの見学者


帆走する華麗な姿から「太平洋の白鳥」とか「海の貴婦人」と呼ばれている海王丸、帆を張った状態でないのが残念だ。
甲板から船室内まで訓練生の案内で見学できた。


大航海時代でもあるまいに、コンピュータで自動操舵ができる今の世にどうしてこんな帆船で訓練するのか不思議でならない。案内の訓練生2人にこのことを質問をした。


ひとりは、「昔からやっているから」もうひとりは「厳しい規則正しい生活の訓練のため」(帆船でなくてもそんなことは出来ると思うがなぁ〜)などと答えが返ってきた。意地悪な質問をする方もする方だが、彼ら、ちゃんとした目的意識を持って訓練を受けているのかと心配になってくる。


以前、海上保安官をしていた友人にこの質問をしたことがある。彼、曰く「グラブトスで華麗なダブルプレーを見せるプロの野球選手でも基本中の基本はキャッチボール。キャッチボールが一人前にできなければグラブトスなんか出来るワケない。船乗りのキャッチボールは帆船で航海することにある。」


わかっていながら若い訓練生に意地悪な質問をするおじさん、いやぁ〜な性格丸出し。