王様の耳はロバの耳

mikawakinta632008-11-22

イソップ童話に「王様の耳はロバの耳」というのがある。ロバのような耳をした王様がいて、それを世間に知られるのを恐れていた。床屋がその秘密を知っていて誰かにそれを話したくて仕方ない。そこで、人里はなれた所に大きな穴を掘って「王様の耳は・・・」と叫んですっきりした。その後、その穴を掘った所に”葦の木”が群生して風に揺れるたびに「王様の耳は・・・」という音を奏でた。という話。


けさの中日新聞特報面、「裁判員候補者、まもなく通知」「守秘義務守れますか?」と大見出しで出ていた。
守秘義務を背負った職業の人たちならいざ知らず、素人がはじめて経験した裁判のことを果たして死ぬまでダンマリで通せるだろうか?   そこで前述の「王様の耳は・・・」を思い出した。
イソップ童話が何年前に作られたか知らないが、人間の心の中はそう簡単に変わるものではないだろう。


裁判員制度といえば、友人の弁護士が昨夜NHKローカル、今朝全国ネットのニュース番組の中の裁判員制度の特集で出演していた。ガキ仲間のブログでは冷やかしやら彼の出演シーンを動画で投稿する者やらで大賑わいだった。



<きょうの一枚>  小雪の日の朝 遊歩道   三好丘  11月22日

きょうは暦の上では二十四節気のひとつ、小雪。市街地では本格的な降雪はないが、遠い山の頂には雪が見られ冬の到来が感じられる頃だ。休日の朝、小学校西の遊歩道。 ときどき落ち葉が舞い上がる朝寒の遊歩道。