牡丹&ミモザ

歳時記が書き換えられるんじゃないかと思うような異常気象。ここのところの”2月の菜種梅雨”もその一例だろう。
気象予報士さんが天気予報で云うのだからデタラメではなかろう。昼頃には雨も上がり午後には薄日も漏れてきた。
冬の眠りから覚めはじめた野山の植物にとってもいいお湿りだっただろう。雨上がりに庭をウォッチングすると、この雨に満足げな表情をしたのがふたつ目に止まった。


● 牡丹の芽

    

冬の間じっと力をたくわえていたかのような牡丹の大きな冬芽、春の声をきいてほぐれだしてきた。ここのところの雨で芽がすっかり洗われ、鮮やかな赤い色・かたちがまるで炎をおもわせる。大事に育てられている牡丹は冬の間、頭に覆いをかぶせてもらっているようだ。新聞に写真が載っていた。寒風吹きさらしのウチでもここまで育っている。


● ミモザ

                   

先日、サンシュウの花をアップした時春に先駆けて咲く花木は黄色が多いと書いてサンシュウ、ロウバイオウバイなどを挙げてミモザを忘れていた。忘れられては大変だと思ったのか、この雨上がりに申し訳程度に咲き始めた。
ミモザというと何となくフランス語風の名前でひ弱な感じを受けるが、ところがどうして丈夫で良く育つ健康優良児のような花木だ。