季節の花めぐり

藤岡の県緑化センターの季節の花めぐりに参加した。センターの職員とガイドボランティアが園内を散策しながら季節の花を説明してくれる。参加者も10人でちょうど良い。


園内の広い芝生がまだ枯れたままで周囲を見回しても冬の雰囲気の方が支配的だ。そんな中で、きょうのテーマが「早春の花」。早春の花を見つける散策が始まった。

 
       シデコブシ                 ミスミソウ(雪割草)


ロウバイ、サンシュウ、マンサクのように春に先駆けて咲く花木は黄色いものが多いが、その後は白いものが多くなるような気がする。その代表が、モクレンシデコブシだろう。薄茶色の”筆の穂”ばかりの枝の中で一つだけが今まさに開花せんとしていたシデコブシ。ただ、コノシデコブシは白でなくピンクがかったものだった。

落葉樹木の林の中で、身を隠すようにひっそりと咲いているミスミソウ。雪が残っている頃に開花するから雪割草というそうだ。


 
       シュンラン              椿(蜀紅)

枯れ草の下から遠慮がちに頭を持ち上げているシュンラン。小さいながら気品が漂っている。
一輪だけ咲いていた椿。「蜀紅」と書いてあった。赤と白の鮮やかなコントラスト。濃い緑の葉の中にひときわ鮮やかだ。


月に2回このイベントはあるそうだ。草木と花の彩が鮮やかになるこれからが楽しみだ。