荘川桜&臥龍桜

桜散り、新緑まぶしくハナミズキツツジが彩り鮮やかな季節になったが、春まだ遅い奥美濃ひるがの高原では雪が舞っていた。大型連休で道路が混むのを避けて27日と28日に休日と休日の谷間を縫って奥美濃、飛騨を訪ねた。
目的の一つは荘川桜と臥龍桜。もう一つは飛騨から信州へ抜けるのに安房峠野麦峠越えは行ったことがあるが美女峠、開田高原木曽福島ルートは未踏だったので車が運転できる間に行ってみること。

   ●  荘川

              

桜の季節でない時は何度も来ているが、この季節は初めてだ。さすが、春まだ遅いこの地。散り始めだ。今年は木の上の方の部分が咲いてない。木が弱ってきたのではないかと地元のおじさん心配していた。                 


樹齢推定450年。幹がごつごつしている。御母衣ダム建設ににより水没する寺の庭にあった2本の巨桜を、何とか残そうとここに移植したもの。


   ●  臥龍

 

JR飛騨一宮駅前に駐車場。案内のおじさんが駅の中へ入れと促す。切符も買わず(無人駅だが)改札口を通り跨線橋を渡って駅の裏に出ると大きな寺の前に臥龍公園。その中心が臥龍桜。荘川とここは標高が違う。ツツジが満開で桜はきれいに散ってしまっていた。4月中旬が見ごろだったとか。


この桜は樹齢推定1100年。その枝幹が龍の姿に似ているところからのネーミング。高さは約20m。


岐阜県で生まれ育った自分が、この二つの桜に薄墨桜を合わせ岐阜県の三大桜を見たことになる。岐阜県出身者としての務めを果たしたような気がした。