水芭蕉

mikawakinta632009-04-30

春まだ浅い奥美濃、飛騨の湿地帯では植栽、自生と両方の水芭蕉が見られた。学生時代に尾瀬に行った時見たかどうか記憶にない。生涯、はじめてみる水芭蕉。おまけにザゼンソウの群生まで見られた。


   ◆ 分水嶺公園

 

ひるがの高原の分水嶺公園。太平洋側と日本海側の分水嶺が石に刻んである。その公園に植栽の水芭蕉がある。
自生のものと比べると小さい。


   ◆ ひるがの高原スキー場下の群生地

 

      

スキー場のゲレンデの下、木道が林の中に延びている。いま、こぶしの花が満開で、こぶしの花の白と水芭蕉の白が鮮やかだ。ここの水芭蕉群生地の一角にザゼンソウの群生地もあった。


   ◆ 美女高原

 

高山市街から南東へ1時間ほど、乗鞍岳の西の山麓朝日村にある美女高原。ここにも水芭蕉の群生地があった。木道が林の中を縦横に張り巡らされていた。キャンプ場があり夏は賑わうことだろうがこの季節、人影もまばらでひっそりと静まり返っている。


♪ 夏がくぅれば思い出す はるかな尾瀬・・・・水芭蕉の花が咲いている・・・  という歌から何となく夏の花のような気がする水芭蕉。 一口に水芭蕉といっても群生している場所の標高、気象条件によって咲く時期が異なってくるのではないだろうか。 とにかく、ひるがのは寒かった。5月が目前というのに雪が降っていた。



<きょうの一枚>  ザゼンソウ  ひるがの高原  4月27日

水芭蕉の群生地の一角でこのザゼンソウが群生していた。大半は口が開いてない。写真のように開いたものは数えるほどしかなかった。いつぞや、ブログでPYさんがアップしていたのを思い出した。どんな花かネットで調べてみた。
山岳地の湿地に生育する。僧侶が座禅を組む姿に見えることからのネーミング。開花する際に発熱が起こり25度くらいまで上昇し、周囲の氷雪を溶かすそうだ。