ブタナ

mikawakinta632009-05-13


風の強い一日。花が半分以上散ってしまったジャスミンに代わってみかんの花の香りが風に乗って運ばれてくる。まさしく薫風だ。午後になって遠くでトラクターの動く音とともに牛糞の臭いが運ばれてきて薫風どころではなくなってしまった。
子供の頃、よく言っていた”田舎の香水”、これも薫風としておこう。


この強い薫風で大木が大きく揺れる四つ池の周囲の斜面。たくさんのブタナが隙間なく群生し、さながら黄色いじゅうたんを広げたような光景は美しい。

                           

それにしても、このブタナすごい繁殖力だ。他の草木が生い茂らないほどの生命力がある。昔、ブタは尻の肉を切り取って泥を塗っておけばまた肉が再生してくるという話を聞いたことがある。このブタの生命力からブタナというネーミングになったのか?ネット検索してみた。


ヨーロッパ原産で世界中に帰化している植物。名前の由来はフランスでの俗名ブタのサラダを翻訳したものだそうだ。
外来種のブタナが在来種の生育を脅かしたという話は聞いたことはない。こんな美しい演出をしてくれるなら、豚インフルエンザも豚の名誉のために新型インフルエンザと名前が変わったことだ、”セイダカタンポポ”ぐらいに名前を変えてやったらどうだろう。


<きょうの一枚> 四つ池小公園のアヤメ  5月13日

ラジオ深夜便できょうの誕生日の花はドイツアヤメジャーマンアイリス)とやっていた。ウチのジャーマンアイリス、白が4月10日、 赤茶が5月2日、 黄が5月4日に咲き始め4〜5日で終わってしまった。 大和の国のアヤメが四つ池の小公園で咲いていた。アヤメ、カキツバタ、ハナショブ この区別、毎年今頃になると話題になるが時期が過ぎると忘れてしまう。この花、アヤメだったと思うが。