衣替え

午前中、時折小雨のパラつく天気も午後からは初夏の日差し。もう1週間もすれば衣替えだ。庭の草木たちは一足早く衣替えのようだ。リビングから見える花壇のノースポールやリナリアの集団は引退して今、マリーゴールドの集団がスタンバイ中。衣替えの最中だ。さつきがかろうじて彩を保っていてくれる衣替え時期の庭の風景だ。


ウッドデッキから眺める西側の斜面の庭。ツツジジャーマンアイリスが終わって久しぶりに様子を窺ったらすっかり衣替えをしていた。

  夏椿

苗木を植え10年以上経って、初めて夏椿の花が咲いた。何年か前に花が咲かないのでネットで調べたことがあった。夏の高温、乾燥に弱いと出ていた。この場所、西側の斜面といっても南向きで日当たり抜群、四つ池から吹き上げてくる風で乾燥も抜群だからあきらめていた。 それが今になって咲き始めたのだ。素人の推測でいえば、環境に慣れてきたということではないだろうか。

すっきりした白色がきれいだ。花びらのふちにこまかいギザギザがある。


 
   つるバラ                    ランタナ

つるバラは10年くらいの間、何の手入れもしなくて、もう今年はダメかと思っていても律儀なことに5月の最終週くらいにはきちんと咲いてくれる。今年もやっぱりそうだった。ホント、おりこうさん。


おりこうさんといえば、ランタナほどおりこうさんはいない。花色が変化して見栄えがする。花期が長い。夏の暑さにも強く、晩秋まで咲き続ける。そのランタナが咲き始めた。


春と初夏がまだら模様の様相から初夏そのものになりかかっている今日この頃、人も庭も衣替えで”季節の移ろい”を五感で感じる。