ヤジロベエ夫婦

mikawakinta632009-06-19


「労働は美徳」という妻「労働は苦役」という夫、こんな人生観の違いだから至るところでバトルは起きる。一事が万事、「労働」を「貯蓄」に置き直しても同じことだ。


庭の木々が伸びうっとおしくなった。「お父さん、木を切ってよ」「もう、トシだからシルバーさんにたのめば・・・」 2〜3日前からのバトルの末、朝から好天に恵まれたきょう渋々重い腰を上げた。特に伸びた梅とグミの木を切り家庭菜園の脇の崖下まで運んで捨てた。(一輪車で7杯)


周りが明るくなり、景色の見通しもよくなった庭を見て、妻からのねぎらいの言葉を耳にすると達成感で、辛かったことが汗とともにすっかり流されてしまった感がする。


少々我田引水だが、夫婦が同じような人生観を持っているのが一概にいいとはいえない。これだけ人生観の違う夫婦が40年以上も続いているのはバランスの妙だろうか。あちらに傾けば、こちらの心が流れ出し、こちらに傾けば、あちらの心が流れ出す。ヤジロベエみたいなものだ。 少々どころか、相当我田引水だ。きょうは、気分よし。そう、思っておこう。



<きょうの一枚> トウモロコシのキャップ  6月19日 三好丘

家庭菜園から南へ500mくらいの場所にテニスコートを一回りほど大きくした広さのトウモロコシ畑がある。去年、家庭菜園のトウモロコシやスイカがカラスの来襲で被害を受けた時、このトウモロコシ畑は被害がなかった。被害を受けなかったミソはこのキャップにありそうだ。3日ほど前に農家の方が1本1本丁寧にキャップをかぶせてみえた。