モロッコインゲン&ツタンカーメンマメ

暦の上ではきのうが小暑でそろそろ梅雨が明け本格的な暑さに入る頃だけれど、きょうも梅雨の一日。しとしと降る雨の中で農家の水槽の中のハスもようやく開花した。雨のウォーキングから戻り、庭のウッドデッキの下を覗くとギボウシが例年のごとく咲きはじめた。先日の緑化センターの木立の中で咲き乱れるギボウシは風情があったが、縁の下で咲くギボウシはあまり風情があるとはいえない。


きのうの夕食にモロッコインゲンの味噌和えを食べた。タイミングよくKさんのブログにこの豆の名前を忘れたとのカキコがあったのでコメントしておいた。同じ家庭菜園でツタンカーメン豆を栽培している方が時々その豆をいただく。
これらの和風の豆類にモロッコツタンカーメンなどとアフリカ大陸に関する名前がなぜついているだろう?ネットだ。


そもそもインゲンマメの原産地は中南米コロンブスの新大陸の発見によりヨーロッパに伝えられ、それがシルクロードにより中国にも伝わった。日本へは江戸時代に隠元禅師が明から持ち帰った。それでインゲンマメとなった。       


ロッコインゲンの名前の由来は定説がないそうだ。独断と偏見で推測するならば、ヨーロッパに伝えられたインゲンマメが原種となりアフリカ大陸に近い地中海沿岸地域で新しい品種ができてアフリカ大陸の北端モロッコに近いところからモロッコインゲンとなったのではないだろうか。

 

  ツタンカーメン(ネットより)       モロッコインゲン(Kさんのブログより) 


ツタンカーメン豆はイギリスの考古学者がツタンカーメンの墓を発掘した時に副葬品の中から当時のエンドウが見つかり、それを栽培に成功したもの。


何となく食べている食物にも色々な歴史があるものだ。