虹の彼方に

古希を迎えようとするおじさんでも「虹」を見るとチョッピリ乙女のような気持ちになることがある。ジャズのスタンダード曲「Over The Rainbow」(虹の彼方に)の一節「虹の向こう側の空は真っ青で そこではどんな夢でもかなえられる」なぁ〜んてことが頭に浮かんでくるからだ。

この虹の写真は先日訪れた黒四ダム。高さ186mのえん堤から谷底に向かって撮ったもの。ダムの放水の水飛沫による虹である。本来ならば10月15日で終わっているはずの観光放水がどういうわけか行なわれていたのだ。太陽の光が浮かんでいる水滴の中で屈折する波長によって屈折率が違うため太陽の光は分光し色鮮やかな色彩を表現する。(インターネットより)


いくつもの偶然が重なって虹に出会えた。終了したはずの放水が行なわれていた。気まぐれな山の天気の機嫌がよかった。
太陽の位置と放水の位置が虹ができる条件にピッタリの時に居合わせることができた。
偶然に巡りあえたとき、自然の美しさは時間を忘れさせる。こんなとき、添乗員さんの「早く集合してくださ〜い。ケーブルカーが出ます。」の声で現実の世界に戻ってしまう。これだから、団体ツアーはいやだ。