バスツアーで感じたこと

金曜・土曜の2日間、バスツアーで立山黒部アルペンルート庄川峡クルーズ・白川郷・高山へ行った。仲間同士のツアーだとか旅行社募集のツアーで行くと大抵の場合バスの車内はワイワイガヤガヤでまずガイドさんの話を聞くことが少ないのが定番。ところが、今回のツアーは夫婦限定でしかもくたびれたような夫婦ばかりで、こんな静かなバスツアーは初体験だった。

 高山の紅葉

         
              白川郷の紅葉


   
    室堂から望む立山・雄山      黒四ダム(写真がボケているのではなく放水の水しぶき)


バスが中央道を走行中は見慣れた景色なので雑誌を読んでいた。その中のコラムにこんなことが書いてあった。美容院の前に置いてあるドリンクの自販機、コインの投入口の上に名刺大のシャレた紙に手書きのメッセージが貼ってあった。「いつもお買い上げありがとうございます。」と。自販機って便利だが機械の冷たさを感じる。それがたったこれだけのことが温もりに変身してしまう。


こんな記事を読んでいたら、添乗員さんがA4判の書類を全員に配って説明を始めた。その書類には彼女自身の手書きでアルペンルートの略図、簡単な案内、裏の面にも注意事項が書かれていた。そして、同時にカラー写真をふんだんに使った20ページほどの案内パンフレットも配ってくれた。なぜかしら、その案内パンフレットよりお世辞にもあまり上手といえない手書きの添乗員さんの書類の方を先に読んだ。それは、手書きの書類に添乗員さんの温もりを感じたからだろう。