寒の入り

きょう5日は二十四節気のひとつ「小寒」、そして寒の入りだ。きょうから節分までの約30日間が、いわゆる「寒の内」だ。寒の内でも1月20日の「大寒」から立春までの半月間が1年中で最も寒い時期だ。


寒という言葉そのものにも厳しい響きがあり、何となく緊張と忍耐を自覚する。寒稽古とか寒修行をするのもそのせいだろう。子供の頃、柔道をやっていた友達が朝、暗いうちに起きて寒稽古をしていたのを思い出す。また、夜にお坊さんが太鼓みたいなものを叩いて歩いてくるのが遠くから聞こえ、やがてまたその音が遠くへ消えてゆく。坊さんの寒修行だと親から教えられたことを思い出す。


          


寒の入りのきょう、ウォーキングでふながや公園に行く。梅もいかにも寒さに耐えて蕾を膨らませているという趣だ。
春もそう遠くはないという希望を感じる。