すがすがしい青空だが初夏とはほど遠い冷たい北西の風が四つ池から吹き上げてくる。こんな陽気に何を思ったのか秋に咲くはずのコスモスが四つ池から吹きつけてくる風に一生懸命赤い顔をして耐えている。異常気象に翻弄されながら健気にも咲き続けるコスモスに同情する。

このところスポーツ界でリーダーの辞任(騒動)が続いた。サッカー日本代表岡田監督、韓国戦に負けて進退伺いを出したのは冗談だったとかの騒動。彼はこのまま監督を続けていてもいいのかと気持ちが動揺していての発言だったと新聞は伝えている。プロ野球ヤクルトの高田監督、交流戦に入って9連敗の責任をとっての辞任。


岡田監督にしても高田監督にしても勝負の世界のリーダーたる者は結果が出せなければリーダーが責任をとる”覚悟”があるからこういう事態になったのだと思う。それに引き換え、常に「政治家は結果責任」といわれる政界で”八方美人””その場しのぎの思いつき発言”の迷走ぶりで国民を混迷させておきながら国家のリーダーたる”覚悟”がまったく感じ取れない鳩山さん。


岡田監督の辞任発言騒動も善意に解釈したい。配下の選手たちは監督に対して「意気に感じ」ついてくるように育っている。ここで辞任発言というショック療法で発奮させようとしたのではないか。「みんなが開き直るいい機会にしたい」ともらす選手が何人もいたという。

「けじめのつけ方で男の大きさがわかる」といわれる。鳩山さんその”覚悟”はできているだろうか。