ファンの心協会知らず

うっとおしいと思う反面、野良仕事から解放されほっと一息。本格的な梅雨に入った。

   京鹿の子
雨に洗われ鮮やかな緑の葉と花の色  隣家の庭


大相撲の世界が揺れに揺れている。元NHKアナウンサーで現役時代相撲を担当したらピカ一の杉山邦博氏、今は相撲ジャーナリストとして活躍している。朝青龍問題で相撲協会に批判的なコメンテーターの意見に同調したとして、同協会から相撲取材証を没収されてしまった。以後、毎場所自費で15日間通しの桟敷席のチケットを買って観戦を続けている。テレビに映る同氏はいつも同じ場所だ。子供のころから相撲ファンで、そのために相撲担当のアナウンサーになったほどだと言われている。

   杉山邦博

一方では、国技の看板を背負ってぬるま湯につかる相撲社会。その親方までが反社会的勢力と関わりの深い野球賭博に手を染めていたと聞いて驚くばかりだ。しかも、一人の親方はあの大横綱大鵬の部屋を継いだ娘婿。もうひとりは、稽古場で死亡事件を起こした部屋の後継親方。


「親の心子知らず」ならぬ「ファンの心協会知らず」だ。開催が危ぶまれている来月の名古屋場所の主催は相撲協会中日新聞の共催。ドラゴンズの観客動員数も減っている。中日新聞も頭痛のタネだろう。