山まゆ

立秋から10日経ち、昨夜は京都五山大文字焼き。少しは秋の気配を感じてもよさそうなもんだが、昼間は連日の猛暑日。炎熱だ。だが、ウチのまわりでは”つくつくぼうし”が鳴き始めた。甲子園もベスト8が出揃うところまで来て、佳境に入った。そして、朝夕の空のようすや明け方の風、夜の虫の音などにちょっぴり秋の始まりを知る。


早朝のウォーキング、まだ朝露が乾かない路傍にびっしりと花をつける露草とオシロイバナ

  8月13日 三好丘
       露草            オシロイバナ

露草は放置しておくとどんどん広がってしまうが、なぜか抜き捨てるに忍びないものがある。それは、ドラゴンズブルーに似た色をしているからだ。オシロイバナは夜明け直後の時間だとまだまだ花が開いて、終夜営業の花らしい顔を見せている。「夕化粧」という別名があるように、夕方頃に活動する昆虫には花の色で引き付け、夜に活動する昆虫にはその香りで引き付けるそうだ。


            8月17日  三好丘
                  山まゆ

けさのウォーキング。豊田市境沿いの雑木林の路傍に山まゆがひとつだけ転がっていた。どうして、こんなところに?深い山から鳥が取ってきて落としたのではないだろうか? かなり汚れていた。 この雑木林に大量にあれば三好丘は「繊維のダイヤモンド」の産地になるが・・・。ネット検索するとこうだ。


山まゆは、日本原産の野生の蚕で「天蚕」と呼ばれ、また、別名「幻の青繭」として珍重されています。天蚕は、大型の野生絹糸虫で、豊かな緑と清らかな水に恵まれた地域で「くぬぎ」「なら」「かしわ」などの葉を餌として生息しています。そんな希少性に加え、糸そのものの優雅な光沢や、軽くて柔らか、繊維の強靭さなど、優れた特長、価値をもっています。また、染料に染まりにくい特徴は、天然絹糸の美しさを際立たせ、まさに「幻の青繭」あるいは「繊維のダイヤモンド」といわれています。