頼りない危機管理

穏やかな秋晴れが続くが、日本の危機管理には暗雲が漂って不安だ。先日マスコミを賑わしていた国際テロ捜査に関する警視庁内部文書らしき資料が大量流失した事件。そして今朝のこと。尖閣沖の漁船衝突事件の状況を海上保安庁が記録したものと見られるビデオ映像が「ユーチューブ」に流出した事件。


ごく一部の国会議員にしか公開されていない7分に編集したビデオ映像が、ユーチューブではそれより詳しい40数分のもので何十万、何百万の人が見ただろう。現に自分も公開版コピーをユーチューブで見た。

    11/4 自宅
庭の優等生ランタナ。5月末に咲き始め今でもこの通り。


一兵卒議員に”勝手気まま、やりたい放題”で引っ掻き回されている政権与党に高度な政治判断を必要とする外交や、ただでさえ平和ボケと揶揄される中での危機管理を任せておいて大丈夫なのかと心配になる。

 ランタナ 拡大


海の向こうでは中間選挙オバマ政権を支える民主党が大敗し共和党が躍進した。日本の政権も余りにも頼りないと米国のような「金持ちになるのも、ホームレスになるのも自分次第」頼りにならない政府はかまってくれるな。納めた税金が弱者や企業の救済に使われるのは納得できない。

 ランタナ 拡大


あまりにも政権がが頼りないと”よきにつけ、あしきにつけ”話が飛躍して米国のような「新保守主義」が台頭することがありうるだろう。