大津波

大変な震災となった。三陸沖を震源とする地震マグニチュード8.8と国内観測史上最大となった。災害を特に大きくしたのは大津波だった。テレビに映し出される、川を遡った津波が田畑を呑み込み家や車を押し流す惨状を見るにつけ祈ることしかできないわが身がもどかしい。

米国では11日(金)は終日、ニュース各局は共に「ぶち抜き」で震災報道を続けているそうだ。正に「911以来の報道体制」らしい。とニュージャージー州在住の日本人学者がメルマガに寄稿していた。当事国日本のきょうの朝刊テレビ版で見ると白い空きスペースだらけ。どのチャンネルをまわしても震災ニュースばかり。ことの重大さを思い知らされる。


半世紀も前の学生時代、貧乏旅行で岩手県下閉伊郡田老町(現在は宮古市に合併しているようだ)を訪れ10mの高さがある防潮堤が延々と続く海岸で土地の子ども達と仲良しになり写真を送ってやった。社会人になっても文通が続いていた。


テレビで宮古市が「孤立」と出ていたが、あれだけ頑丈な防潮堤が半世紀も前からしてある田老地区は大丈夫でないだろうか?、そして、あの子ども達は大丈夫だっただろか?みな、都会に出ているかもしれない。そんなことが、テレビを見ながら気がかりだった。