球春

きょうも氷点下の朝。日中はきのうまでより幾分か暖かい。庭のノースポールの白い花びらが目に眩しい。


来週の金曜25日はプロ野球の開幕日。震災の影響でパ・リーグは仙台を本拠地とする楽天があり4月12日に開幕を延期した。セ・リーグナベツネこと渡辺恒雄読売会長の鶴の一声で当初予定の通り3月25日開幕に決まった。「フェアプレイ、緊張した試合をすれば見ている人は元気が出て、エネルギーが出て生産が上がる」という主張らしい。


復興の道筋が見えてきた時期にこういう主張なら納得できるが、いくらプロ野球ファンの自分としてもどうも納得が行かない。日に日に死者数が増加している最中、被災地では停電、首都圏では計画停電の時、あかあかと照明を点けてナイターなんぞ国賊モンだ。


選抜高校野球は予定通り23日開催が決まった。試合間隔を短縮してナイターに入らないことを目標とすることや入場行進、鳴り物入り応援の取り止めなどを条件として開催するようだ。学業が主の高校生が春休み期間中に行うのだから止むを得ないだろう。中止にすることは、この大会を目標に過酷な練習を積み重ねてきた選手達にはあまりにもムゴイことだ。