世界遺産 セメリング鉄道

   中欧旅行 その11  世界遺産ー6

  
     ● セメリング鉄道(オーストリア

ウィーンから南へ第2の都市グラーツを経由してイタリアのヴェネッィアやクロアチアザグレブへ国際列車が走っている。この路線の分水嶺を越える山岳区間約42kmが、日本ではまだ江戸時代の1854年に開業したセメリング鉄道。この鉄道、開業から150年経ったが電化されたこと以外は開業時そのままの姿で現役とのこと。建設時、自然との調和が重要な課題とされ、このことが世界初の山岳鉄道として鉄道全体が世界遺産に登録されるにあたって大きく評価されたといわれている。

 ネットより  
   石橋を渡るセメリング鉄道

ツアーはグラーツからセメリング鉄道の起終点となるミュルツツシュラークまでバスで移動して、そこからウィーンまで鉄道で移動する計画。グラーツでエレベータ閉じ込めのアクシデントがあり、列車の時間に間に合うかどうか添乗員さんはやきもき。


どうにか、間に合った。ところが、列車が大幅に遅れているとのこと。セメリング鉄道の起終点駅といってもローカルな駅で待つこと約1時間。やっと到着した列車に乗ったところ席がない。なんのことはない。我々の乗る列車の1時間前のザグレブからの国際列車がやっと着いたところ。車掌が空いたコンパートメントに案内してくれてやれやれ。


ミュルツツシュラーク駅 合成.JPG 直 ←クリック                     

駅で談笑地元の人たち_edited-35%.JPG 直 ←クリック                      

駅の壁面の世界遺産プレート-13%.JPG 直 ←クリック                      

ミュルツツシュラーク駅国際列車8-13%.JPG 直 ←クリック 

                    
コンパートメントに落ち着くことなく通路に立ってカメラを構えるが写真を撮るような景色がない。この鉄道の”売り”は自然との調和で山を削ることなく山間を縫うように走ったり、石造りの橋やトンネル。テレビの旅番組で見るように上空から撮ったり、撮影スポットで待ち構えているわけには行かない。焦るばかりの1時間の列車の旅だった。世界遺産の鉄道に乗ったと言う実績が残っただけ。


セメリング鉄道:石造りの橋-18%.JPG 直←クリック(ネットより)                    

セメリング鉄道:石造りの橋2-240.JPG 直←クリック(ネット)