安全神話・ 危険神話


よく降る。週間天気予報を見ると今週はお日様マークが見当たらない。時折地面をたたきつけるような勢いで降り出すと庭の百合が倒れるのではないかと心配になる。ご近所さんの庭ではカサブランカなどというハイカラな百合がハバをきかせているが、ウチでは何だかケバケバしい色のこんな百合しか咲いていない。


「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」。芍薬のように風情があり、牡丹のように華麗で百合のように清楚という女性の美しさを形容する言葉であるがウチの百合はとてもとてもそんな引き合いに出されることには縁遠い存在だ。


今回の原発事故で、日本の原発では重大事故は起きないという「安全神話」が崩壊した。だからといって原発の安全確保が不可能であるかのような「危険神話」に陥り「脱原発」に走るのはあまりにも短絡的すぎると思う。
 

安全神話」にも「危険神話」にも偏らず、安全性を高めた原発を使い続ける。それが日本の目指す道だろう。