先憂後楽と先楽後憂

旅行と山積するヤボ用で月末まで日記を休む予定でいたら、きょうのひだまり喫茶で会ったふたりの女性から「早く、日記を再開して。毎日読んでるよ。」なぁ〜んて言われちゃった。クマさん、時差ボケも吹っ飛び俄然と張り切り再開を前倒しすることになった。

海と雲海とサンセット ハワイ・マウイ島ハレアカラ山頂(標高3055m)より


1週間のハワイ旅行。ホノルル市内に買い物に出たりレンタカーでドライブに出たりして、日米の国民性の違いを垣間見た。それは、駐車場での駐車方法の違いだ。米国では頭から突っ込んで駐車する。入れる時は楽だが、出る時に苦労することが多い。逆に日本では余程のことのない限りバックで入って駐車する。入るときに苦労するが出る時は楽だ。


初めに楽して後で苦労する米国人。その逆に初めに苦労して後で楽する日本人。米国のリーマンショックの引き金になったサブプライムローンがいい例だ。住宅ローンの返済が初めは低額の返済で後で高額になるローンで破たんしてしまう人がどっと出た。


日本人は老後のことを考えてコツコツと苦労して金を貯め、1500兆円ともいわれる個人金融資産を作り国の借金である国債を買い支えている。米国などの借金大国とは違って、日本は国債が自国で消化されているから同じ借金大国でもまだ健全だということで円が買われ円高になっている。


日米の駐車方法の違いが国民性の違いを象徴しているだけではない。”風が吹けば桶屋がもうかる”式の理屈で行けば現在の円高ドル安の端緒にまでなっている。