不条理なこと


薄曇りの一日。読書の秋だが、近頃本を読むことが少なくなった。若い頃もどちらかといえば”つんどく”派だった。つまり、机の上に本を積んでおくだけでなかなか読まない派だった。本屋の倅だけに本には愛着心があった。リタイヤーしたらその”つんどく”派が畑仕事までに及んできた。家庭菜園にある堆肥の集積場からいい土ができるので、せっせと自分の畑に運んで積んでおくだけで今年の夏は雑草だらけになってしまった。この秋こそは”つんどく”にならないように肝に銘じながら、午前中かけてせっせと運んだ。


ことところ不条理だと感じたことがふたつある。
福島第1原発の半径20km圏内の立ち入り禁止区域で50軒に1軒が空き巣の被害に遭っているそうだが東電は賠償を求める被災者に応じないそうだ。こんな不条理なことがあっていいのか。


●小沢元代表の公判の中で元秘書の石川被告が事情聴取のとき隠し持って録音したテープが再生された。事情聴取の始まる前に録音機の所持を尋ねられ否定しているところも再生されている。録音機を隠し持って聴取を受けることが法律違反になるかどうか知らないが、少なくともお上にウソをついて録音したテープが公判の証拠物件として出てくる。こんな不条理なことがあっていいのか。