青空に季節風、師走らしい天気になった。この季節風もまだ肌身にしみるほどでもなく公民館での行政区の収穫祭にうってつけの天気になった。行政区の田んぼで収穫したもち米での餅つきと餅の振る舞い、トン汁とコーヒーの振る舞いに老若男女が多数集まった。正月飾りのしめ縄作りと餅花作りの講習会も開かれた。青空に季節風、餅つきと正月飾り作りですっかり師走風景が盛り上がった。


ここ数年来収穫祭を行っているが、”餅花”つくりは今年初めて登場した。飛騨地方で”花餅”として正月飾りがあることは知っていたが、故郷多治見でもこの西三河でもついぞお目にかかったことがなかった。柳の枝に小さく切った色つきの餅をくっつけて稲穂の垂れるかたちにするもので、豊作を表現している。これが、長野県での作り方らしい。そういえば、これを指導している人は長野県からの開拓入植者だ。


わが地域では従来から住んでいる人たちと新興住宅地に入ってきた新住民とが、神社の祭礼や収穫祭などを通じて”絆”が結ばれている。今年の流行語大賞にもノミネートされた”絆”。いい耳障りだ。