民衆の力


相変わらず続く冬型気圧配置。昨夜の雨も上がり青空がまぶしいけさのウォーキング。あさっては、もう冬至。野鳥たちのエサも野山でだんだん少なくなってきたようだ。丘陵地の柿畑。残り少なくなった柿にカラスが群れをなしている。あちらの木にも。こちらの木にも。時にはあまりの数の多さに、あのヒッチコックの映画「鳥」でカモメの大群が人を襲うシーンを思い起こさせるような光景に出くわす。


鳥の集団となると恐ろしく感じることがあるが、民衆の力をまざまざと見せつけられたこの1年ではなかっただろうか?「アラブの春」といわれるようにチュニジア、エジプト、リビアでは民衆の力で専制的支配者を追いやった。この東海地方でも、名古屋市中津川市、そして今桑名市で市長が住民からリコールを受けている。やっぱ、「数の力」は大きい。


民衆の力が「数」にならない専制国家の将軍サマもついに過去の人となった。後継者3代目の父親はロシア兵からの避難先で生まれ、朝鮮戦争時に避難生活も経験した。対する息子3代目は小学生の時からスイスに留学し、不自由なく育った。「苦労知らず」「ひ弱」と世間から評されることの多い3代目。果たして父親のように非情に、したたかに振る舞えるのか、北朝鮮は変わるのか変わらないのか、北の3代目のお手並みを注視してみよう。