枯れ蔦


朝の内は厚い雲だったが次第に薄雲が広がりまずまずの冬晴れ。その厚い雲の頃にウォーキング。セイダカアワダチソウやクズが一面に生い茂っていた丘陵地の雑草地も今や灰褐色の茫洋とした荒野と化している。そんな荒野の中に蔦に絡まれて身動きができないような状態の立木。葉を落としツルだけになった冬枯れの蔦が木の幹を這い上がった様子をうかがわせている。三好丘丘陵地の冬ならではの光景だ。


冬枯れの蔦に絡まれて身動きできない状態の立木。野田内閣の現況を象徴しているかのようだ。先の国会で先送りした公務員制度改革、国会議員の定数削減などという太い蔦がある。それに付け加え原発事故収束問題、TPP、社会保障と税の一体改革、とりわけ消費税問題。まだまだある。欧州金融危機への対応などといった蔦に絡まれている。


野田さんが”どじょう”を引用した相田みつをの言葉を借りれば

  そのとき どう 動く

  男は

そのときは  そう思ったんだが    あのときは  そう考えたんだけれど

でも・・・   だが・・・   けれど・・・  でも・・・

男は 使わぬ方がいい