ある歌手の死


深い霧にすっぽり包まれた夜明けだった。ひょっとすると、きょうは晴れるかなと思いきや終日の雨となった。3週間ほど前に窓際の鉢植えカランコエが二輪、三輪と花開き、喜んでこの日記にアップした。そのカランコエも満開となって陽射しがなくても出窓に明るさを添えている。


何年か前にテレビで映画「ボディーガード」を見た。その中で主演女優が歌っていた歌が力強い透き通るような声で非常に印象的だった。こんないい曲だからその主演女優のナマの歌でなく吹き替えだと思っていた。その後も時々その歌がラジオで流れているのを聞いた。一度その曲名と歌手を調べてみようと思っていた。


この1〜2日、米女性人気歌手ホイットニー・ヒューストンが48歳の若さで亡くなったとのニュースの洪水で、何度も映画の中での歌を聴くことができた。「I will Always Love You」で歌っているのが映画のヒロイン・レイチェル役のホイットニー・ヒューストンだとわかった。彼女が亡くなって、知りたいことがすべてわかった。なんか、彼女に申し訳ない気がする。 合掌。


彼女のあの力強い透き通った歌唱力は分厚いビーフステーキを彷彿させる。その一方世界に通用する日本の女性人気歌手由紀さおりのあの透き通った歌唱力は冷やしそうめんを彷彿させる。


あえて”たら、れば”を使う。ホイットニーがあの映画で自分のボディーガード役をしたケビンコスナーと映画のストーリーのように恋に落ちて結婚していればこのような48歳の死はなかっただろう。結婚の相手が悪かった。DVや薬物漬け。女性はよき伴侶に恵まれてこそ幸せだ。


きょうのバレンタインデー。3人の娘は誰一人チョコレートを持ってこない。よき伴侶に恵まれず、そんな余裕すらないのではないのではと心配になる。