境川浄化センター見学

午前中は雲が多く肌寒かった。グラウンドゴルフをしていてもこれが”底冷え”というものかと実感させられるような寒さだ。午後になったら明るい陽射しが戻った。


明るい陽射しの午後、悠学カレッジの施設見学講座。境川が衣浦湾に注ぐ河口の刈谷市衣崎町にある境川浄化センターを見学。

この施設はみよし市をはじめとする境川流域7市2町70万人の生活排水や産業排水の汚水処理をしている。平成元年に開所して、現在60人の職員で日夜運営している。


下水道から流入した汚水の中の汚泥を微生物に食べさせて汚泥を沈殿させる。水と汚泥を分離して、水は中に含まれる大腸菌などの細菌を消毒して放流する。汚泥は乾燥させた後セメントや肥料などに利用している。有効利用率99%。



ライフラインと言われる電気・ガス・水 まるで空気のような存在でおまけに使用料は銀行引き落としでほとんど無関心。大部分の人がそうだろう。一昔前までは、日本は”水と安全”はタダとさえ言われていた。それほど無関心なのだ。


ところが、使用済みの水を人が入れるほどの太い管を使って一ヶ所に集め、広大な敷地を使って汚水を水と泥に分ける。
水は消毒して放流する。泥はリサイクルする。使った水の後始末にこれだけの手間隙をかけているのだ。この施設を見学して改めてもっと水を大事に使わねばと痛感した。


それにしても、いつも思うことだが、飲む水もトイレで使う水も庭の樹木にやる水もみな同じ。こんなことでいいのか?