月見草とひまわり


雲が多いものの日中は晴れ間が出て強い日差しが照りつける。きょうはハッピーマンデー海の日。この海の日の制定趣旨や由来を述べることのできる日本人はどれくらいいるだろう?おそらく半分以下だろう。(自分も知らなかったのでネットで調べた)国会議員でも3割くらいはきちんと答えられないだろう。有効に機能してない休日ばかりを増やして実質賃上げ。これでは国が衰退一途だ。


夜明けとともにウォーキングに出ると、きのうの夕方から一晩中咲いて今からおやすみという花に出会う。神秘的なカラスウリそうだが、めったにお目にかかれない。宵待ち草とか月見草と呼ばれるマツヨイグサの仲間はいたるところに咲いている。しかし、みな地味にひっそりと咲いている。写真はオオマツヨイグサ。舗装道路の割れ目からせり出している”ど根性”もんもざらだ。



あと2週間もすれば丘陵地の随所でヒマワリが咲きだすだろう。にぎやかに目立って咲いている。写真は去年の8月4日に写したものだ。”ひまわりと月見草”。ノムさんこと野村克也氏の名言「長嶋 茂雄はひまわりの花、私は月夜にひっそりと咲く月見草ですよ。」を思い出した。                


ふたりはプロ野球の往年の大スターでありライバルであった。野村は戦後初の三冠王をとるなど大記録を打ち立てることをしながら騒がれることもなかった。それに対して長嶋は巨人にいるだけで持ち上げられ常に注目されていた。実力がありながらスター街道を歩むことのなかった野村が実力も名声もほしいままにスター街道まっしぐらの長嶋に皮肉をこめて、ひまわりと月見草に例えた野村の名言だ。


現役選手を引退した後の、監督、解説者、晩年のふたりは長嶋が病に倒れてマスコミの露出度は逆転したようだ。野村の講演依頼は引く手あまた、著書は50冊以上にも及ぶ。”人生いろいろ”どちらが、どうというのではない。いえることは元気で長生きせなあかん、ということだ。