「敬老人の日」


台風16号から飛ばされてきた雨雲も抜けて、午後にはようやく青空が出てきた。きょう19日は彼岸の入り。「暑さ寒さも彼岸まで」というものの、湿った大気が入り込んでいるせいかまだ夏日が続くようだ。                                                                       


丘陵地の畑のヘチマ、長さが70〜80cmくらい。重みに耐えかねて今にも落下しそうだ。ヘチマから直接採取するわけではないが、こんなに大きかったらヘチマ水がさぞやたくさん・・・。とカミさん羨ましがることしきり。10年くらい前にウチでも栽培してヘチマ水を採っていた。中秋の名月の頃の採取がいいといわれていた。地上から50cm位のところで茎を切って、容器に一滴ずつ採取した。それを薬局へ持ってゆくと殺菌・ろ過してくれる。カミさんは化粧水に使っていた。最近は、ヘチマ水を使わないから肌が荒れ放題。と当人いわく。ヘチマ水のせいでなくて、加齢のせいだと思うが・・・。



きのうのメイパパさんのカキコ。「敬老の日」を地元では「ベテランの日」というそうだ。なるほど、うまいこというものだ。そういえば、おととい17日は9月第3月曜で「敬老の日」だった。地域の老人クラブの役員をしていた当時に知ったことだが、いま我が国には「敬老の日」と「老人の日」があるということだ。


ハッピーマンデーで「敬老の日」が9月第3月曜になったことに伴い、従来からの9月15日を記念日として残すために同日は「老人の日」として制定されている。そして9月15日から21日までが老人福祉週間となっている。知っているのは、役所の担当者くらいだろう。


有給休暇の取得率を上げることを奨励すればいいものを、黙っていても実質賃金が上がるような休日数を増やすハッピーマンデー。そんなことのための辻褄合わせにできた「敬老の日」と「老人の日」。どちらの日に合わせてか知らないが、昔ながらの「敬老会」、「長寿お祝い会」をすること以外は誰も関心がないから文句も出てこない。日本の行政の無駄を象徴するような「敬老人の日」だ。