民主党政権3年目


台風一過、こんな青空を期待したのにまだ余波があるとみえて夕方からまた降り出した。東海地方でも警報が出されている。写真は台風が来る前のおととい16日の早朝の三好丘上空。空が高い。ほうきで掃いたような雲。まさに秋の空だ。丘陵地の畑に、この秋の空にふさわしい菊が・・・と思わせるような黄色の花が風に揺れている。近づいてみると、どうも百日草の仲間の細葉百日草のようだ。季節の移ろいを感じさせる天と地の風景だ。


夏から秋への季節の移ろいもさることながら、世間では二大政党の代表・総裁選挙の真っ最中。「近いうち解散」がいつになり、総選挙がいつになるのかも決まっていないのに自民党の総裁選挙は第1党になることが確定したかのごとき状況で首相選びの様相を呈している。プロ野球でいえば、まだマジックが点灯していないのに日本シリーズの予想をしているようなものだ。



自民党の総裁選びが首相選びとなっても誰もがあまり違和感を覚えないのは、民主党の凋落ぶりからすれば仕方ないことだろう。3年前平成21年9月16日のクマさんの日記にはこんなことが記されていた。「きょうは、夏から秋への季節の移ろいもさることながら歴史的な政権の移ろう日でもあった。賞味期限が切れて赤トンボがとまるような政権から今を盛りと咲くコスモス政権に変わった日だ。鳩山さん、ニックネームが宇宙人。コスモスとは和訳すれば「宇宙」のこと。花のコスモスは足腰がなよなよして風には弱い。不安を感じながらもコスモス政権の門出に期待しよう。」


政権交代を果たした頃に掲げていた「国民の生活が第一」というスローガンは、皮肉なことに今や別の政党の名称になってしまった。3年前にクマさんから「賞味期限が切れて赤トンボがとまるような政権」と皮肉られた自民党。自らの力で政権が戻って来ようとしてるのではなく、相手のエラーからだよ。わかっているだろうナ。