墓の引っ越し
朝方ほんの2時間ほどの雨の後には暦が1ヶ月戻ったのではないかと思うような温かさ。あす7日が立冬と云われても、どうもピンと来ないほどの温かさだ。そのせいか、季節に不似合いなサボテンの花が咲いた。
東京から80歳になる次兄が来て一緒に御嵩(岐阜県)へ墓参をした。4人兄弟が東京2人、茨城1人と自分でバラバラに散ってしまった。墓に一番近い自分が墓守をしているような恰好だが、自分とて車の運転が出来なくなるのもそう遠くない。そこで、檀家寺の住職や石材店などに相談。
● 長兄の長男(山梨在住)が引き継いで新墓地を選定する。
● 新墓地の管理者から「受け入れ証明書」を発行してもらう。
● 役所にある「改葬許可申請書」を現墓地の管理者に提出、許可をとる。
● 現墓地所在地の役所に「改葬許可申請書」・「受け入れ証明書」を提出。「改葬許可書」をもらう。
● 現墓地で供養・抜魂式を行い遺骨を取り出す。
● 遺骨と「改葬許可書」を新墓地管理者に提出。新墓地で供養・入魂式を行う。
核家族化が進み、永代供養、樹木葬などが増える一方、このような複雑な手続きを踏んだお墓の引っ越しも増えているそうだ。先祖の墓のこともさることながら、自分の墓をどうするか、そろそろエンディングノートに書き留めなければならない歳になった。