鳩山さんの引退


午前中は厚い雲に覆われていたが、予報通り午後からは日射しが戻った。香嵐渓の紅葉が2002年以来の当たり年と新聞に載っていたが、ウチのモミジも当たり年とみえて植樹以来16年、今年の紅葉が一番美しい。


鳩山由紀夫さんが、ついに政界から引退するようだ。今度の選挙の公認に際し、踏み絵を踏ませた野田さん、なかなかやるもんだ。振り返ってみれば「一寸先は闇の政界」「魑魅魍魎に輩がうごめく政界」に「友愛とかリベラル」を持ち込むこと自体に最初から甘さがあったのではないだろうか。


普天間の移設問題で「最低でも県外」「トラスト ミー」。実母からの12億円もの「子ども手当」。首相退陣後政界引退を公言しながら「反故」。テヘラン訪問でイラン政府に利用されたこと。など次から次へと失点が思い浮かんでくる。


1950年代後半から1970年代後半、財界から政界入りして外務大臣などを務めた藤山愛一郎氏が巨額の私財を政治につぎ込む格好となった。結果として藤山コンツェルンは解体されてしまい、資産の多くを失った。その時、「絹のハンカチが雑巾になった」といわれたのを覚えている。


宇宙人が地球で暮らしてみたが、空気も水も合わなかった。宇宙から持ち込んだハンカチが雑巾にならない内に宇宙での生活に戻られては如何だろうか?その際には、決して国益、いや宇宙益に反する行動は慎んでほしい。