大名古屋ビルヂング


いつになく早い初雪だ。ウッドデッキの手すりにうっすらと積もっている。1cmにも満たないだろう。去年は12月26日に10cmほど積もり一面の銀世界だった。それを思えばきょうの降り方ならばと、こんな天気にもかかわらずウォーキングに出たら、途中で吹雪に遭い雪中行軍となった。


先月の初めの日記で「木枯らし1号」が気象庁から発表されるのは関東、関西だけで名古屋は発表されない。20年前の新幹線のぞみの名古屋飛ばしと同じだ。怒れ、名古屋。こんなことでは河村減税日本も第3極から相手にされなくなる。などとカキコした。案の定、河村嘆き節。その声もどこかへ飛んで行ってしまった。



折も折、先日の朝日新聞天声人語」で名古屋を”おちょくって”いた。明らかに、上から目線で名古屋を小馬鹿にしている。(年寄りのひがみかもしれないが)


名古屋駅前の大名古屋ビル、正式には「大名古屋ビルヂング」が開業から半世紀経って超高層ビルに建て替えられることになった。大の響きもビルヂングも野暮ったい。が、解体を前に名前だけは残そうということになった。ヒルズやタウンなどとしゃれた名の再開発が多い中、金もかけずに目立つなら、名古屋らしい「お値打ち」となる。ということで家主の三菱地所は解体前の「大名古屋ビルヂング」の名前を残す決定をした。


天声人語では洗練をよしとする江戸風に対し、わが道を行く尾張流。地方の文化を尊ぶ意味でも「どえりゃあ決定」だと支持したい。と結んでいた。天声人語氏の「どえりゃあ決定」などという表現は田舎を小馬鹿にした都会の上から目線としか思えない。河村さんは大阪で維新に袖にされ、駆け込んだ未来ではまったく存在感なし。「野暮ったい名古屋」を発信し過ぎた河村さん、自分に火の粉が降りかかるだけに留まらず名古屋文化から洗練さを拭い去った罪は大きい。