IT社会での絶滅危惧種


埼玉や千葉で竜巻が起きるほど大気が不安定なところに秋雨前線の停滞。これでは、安定した天気を望めるわけがない。早朝ウォーキングをしていると一瞬だけでも爽やかな秋空が顔を覗かせた。パンパスグラスが見ごろを迎え一瞬の秋空に華を添えてくれた。一幅の絵になる。


このパンパスグラス、銀葦(しろがねあし)ともいわれるように、クリーム色がかった羽毛状の穂が美しい。大型のススキと云ったところか。三好丘丘陵地2個所の荒れ地の片隅で生育している。



昨夜、名古屋での同期入社仲間の定例飲み会。毎度のことながら出席者総評論家で原発汚染水、消費税、東京五輪誘致、株価、シリア情勢、リニア中央新幹線談論風発の場だ。


名古屋東部丘陵線リニモの開発から関わっていたF君。リニモのことになると独演会だ。リニモ中央新幹線は出発時と到着時は飛行機と同じで車輪を出して走行する。名古屋のリニモは常時磁気浮上。車輪は事故対応のためにあるだけ。まだ営業運転で使ったことがない。そうだ。


日本人はどんどん「話さない国民」になっているという。原因は電子メールやLINEなど通信アプリの普及だ。そういえば、電車で降車駅が近くなると周囲に気を遣いながら家に携帯で電話している人をよく見かけたが、今はまったく見かけなくなった。


毎月集まるおじさん達10〜15人。電子メールは全員するだろうが、「LINEって何や?」というものが半数近いだろう。通信アプリなどとは無縁で絵文字、顔文字の感情表現を是としない評論家のおじさんたちはIT社会での絶滅危惧種かもしれない。