ミミズの効用


日の出の直後は青空からの日差しが眩しいほどの天気だったが、午前中には厚い雲に覆われた梅雨空になってしまった。先週の土曜21日が二十四節気夏至だったが、早いもので来週の火曜からはもう7月だ。大学生時代だったら夏休みだ。        


けさのウォーキング、久々にいつもと違うコースにした。夏休みを感じさせる花たちが目白押しだ。丘陵地の畑の農機具小屋の地面から屋根まで広がりながらノウゼンカズラ凌霄花)のツタが絡まり、隙間のないくらいに見事に鮮やかなオレンジ色の花を咲かせていた。漢字読みの意味を調べたら「凌」は”しのぐ”、「霄」は”そら”の意味で、つるが木にまといつき天空を凌ぐほど高く登るが如き勢いで、次々と咲いては散っていく。そんな意味だろう。


路傍には、真夏の花特有の「一夜花」の月見草とも云われる黄色の花のマツヨイグサ(宵待草)やオシロイバナがあちこちで目につくようになった。植物たちはどんどんと真夏の方向にシフトしているのに、天候の方は梅雨が中休みなのか終わったのかはっきりしないまま日めくりだけは間違いなく1日1枚づつめくれている。



先日、あるブログにミニトマトを今年初めて栽培すると言うカキコがあり、その方に土からミミズが出ないと一人前とは云えないなどとエラそうなコメントをした。 後で無責任なことをコメントしたと反省した。 そこで、自分の畑からミミズがにょろにょろ出てきたのを機会にミミズの効用は如何なものかとネット検索してみた。


うぅ〜ん、まんざら「いい加減なこと」でもなかった。
ミミズの効用
● 枯葉や生ごみを入れることにより土をかき混ぜてくれる。
● フンには成長を促進する色々な栄養分が含まれている。
● フンに水分を多く含み作物に役に立つ微生物のすみかになる。
● オシッコは植物の栄養となる窒素を含んでいる。



蛇足
子供のころ「ミミズにおしっこをかけると・・・」と言われたものだが、これの真偽のホドは「農作物と土にとって大切なミミズを粗末にするな」ということらしい。


たかがミミズ、されどミミズだ。 ミミズにおしっこをかけることはおろか足を向けても寝ることもできない。