愛知万博から10年目


きのうまでの冷たい風が和らぎ、青空とぬくもりのある日差しが戻った。庭のミモザの黄色が青空に映えて美しい。畦道にはつくしが頭をもたげてきた。


きょう3月25日はあの愛知万博の開幕から10年目になる日だ。世間では大騒ぎした半年間のイベントであったが、自分史の中ではリタイヤーした年としての2005年の方が印象深いような気がする。万博にどんな感じを持っていたかあまり記憶がないので、日記で辿ってみた。



3回行った万博の内第1回目の時の2005年4月8日の日記だ。
開幕する前には、会場の近くに住んでいると青少年公園に見世物小屋ができるだけ、などと冷めた見方をしていた。いざふたが開くと、せっかく前売り入場券が買ってあるなら、新学期が始まり子供連れが少なく、体調のよくないカミさんには陽気のいい今が一番だと思って出かけてみた。


10時頃に到着して、入場ゲートで待つこともなく、弁当を開ける場所を探す必要もなく、評判高いパビリオン以外だったら並ぶこともなく見物できた。しかし、一日で全部見物することは不可能。会場にチリひとつ落ちてないこと、会場スタッフが入場者ひとりひとりに声をかけていることには、爽やかな気分にさせられた。


外国館ばかりまわったせいか、様々な人種の人達に接し”非日常”を体験してくたびれたが楽しかった。開幕前にはあんなことを云ったが、もう1,2回は行ってみようという気になった。